パワハラ110番

カウンセリングとは?

上司からの執拗なパワハラ行為…。
会社に行きたくないと思うほど追いつめられてしまった場合、
あなたなら誰に相談しますか?

 

家族? 友達? 恋人?

 

本当に苦しい時って、身近な人であればあるほど
なかなか自分の気持ちを打ち明けられなかったりするものです。

 

そんな時、一つの選択肢として頭の片隅に置いていて欲しいのが、
“カウンセリングを受ける”ということです。
カウンセリングって、よく耳にする言葉ですよね。

 

カウンセリングとは、相談者の悩みや問題に対して、
専門的な知識や技術を用いて援助すること。
一般的には「カウンセリング=心理相談」と思われがちですが、
例えば“美容に関するカウンセリング”や
“車選びに関するカウンセリング”なども存在します。

 

パワハラが原因で精神的に不安定になるほど悩んでしまった場合、
自分の胸にしまい込んだ思いをカウンセリングで吐きだすのも一つの解決法です。

 

…といっても、
どこに行けばカウンセリングを受けられるのか分からない!
という方も多いでしょう。

 

そんな時は、コチラのサイトが参考になります。

 

メールでカウンセラーとやり取りができるので、
「いきなり面と向かって相談するのは抵抗がある」
という方にもオススメです。

産業カウンセラーってどんな人?

あなたは普段、職場で“ストレス”を感じていますか?
もちろん、ストレスを全く感じていない人間なんていませんよね。
広義には、「暑い」「寒い」といった身体的な不快感も
「ストレス」に含まれているからです。

 

急激な情報化や女性の社会進出、終身雇用の崩壊、雇用の不安定化、
成果主義の導入…等々。ここ数十年は、労働者にとって
新たなストレスとなる変化が目白押しだったと言っても過言ではないでしょう。

 

職場内での“イジメ”や“嫌がらせ”である
「パワハラ」が問題視されるようになったのも、
労働者に降りかかる負担やストレスが増加したことと関係がないとは言えません。

 

こうした現状を打破するために、近年では
職場に産業カウンセラーを配置する企業も増えているようです。

 

産業カウンセラーとは、心理学的な手法により労働者のカウンセリングを行い、
問題解決への援助をする役割を担う存在。
要は、職場でカウンセリングを行うカウンセラーのことです。

 

カウンセリングを通じて、労働者の心身両面における健康の回復・維持、
そして増進を図る役割があります。

企業側もカウンセリングを有効活用!

すでにご紹介した通り、パワハラ問題やメンタルヘルス対策として
“産業カウンセラー”と提携する企業が増えています。

 

また、労働者との間に入ってパワハラなどの問題解決をサポートしてくれる
“カウンセリング会社”と提携する企業もあります。
(例⇒http://counselingcall.com/power.html

 

企業側がカウンセリングに期待する働きは、主に次の3つです。

 

@職場のメンタルヘルス対策
仕事のノルマや会社の人間関係(パワハラ含む)が原因で
精神面不調を訴える人に対して、個別のカウンセリングを行うこと。

 

また、管理職に対するメンタルヘルス教育を行うことで、
メンタルヘルスに対する意識の向上を図るという役割があります。

 

 

Aキャリア開発
終身雇用が崩壊した今、
企業が求めているのは自発的で競争力のある人材。

 

そのため、一人一人が自分の能力をありのままに受け止め、
今後の目標を設定して努力を積んでいかなければなりません。

 

産業カウンセラーは、個人がスキルアップしていく過程を
心理的・物理的にサポートする役割を担っています。

 

 

B職場におけるソーシャルスキル向上の援助
「職場でうまく人間関係を築けない」
…という問題を抱えた労働者に対して
“ソーシャルスキル”を身につける援助をするなど、
職場の人間関係を円滑にするための取り組みが求められています。