パワハラ110番

労働審判についての基礎知識

労働審判とは、労働者VS会社の労働問題を専門に扱っている制度。
平成18年に整備された、まだ新しい制度です。
民事調停(話し合い)と訴訟(裁判の中間に位置づけられ、
「労働審判委員会」によって事案を審理します。

 

知名度はまだまだ低いものの、
裁判よりもハードルが低いことや解決がスピーディであることから
利用者が年々増加しています。

 

パワハラ問題が頻発している昨今、
労働審判について基礎的な知識があるか・ないかが
あなたの未来を分けることになるかも!?

 

労働審判についての基礎知識を身につけておきましょう!

 

労働審判についての基礎知識記事一覧

「労働審判」という選択肢

普通に平和な暮らしを送っていれば、一生の中で裁判を起こすような事態に陥ることはほとんどない。…誰もがそう思っていますよね!?しかし、実際にパワハラの被害に遭っている今は、どうでしょう?「アイツを訴えてやりたい!裁判でコテンパに打ちのめしてやりたい!!」…そんな気持ちが芽生えているのではないでしょうか...

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労働審判にかけるには?

労働審判は、不利な立場に置かれがちな労働者を救済するために作られた制度。平成18年4月にできた、比較的新しい制度です。(裁判所公式HP参照)まだまだ知名度も低いようですが、パワハラ問題解決のためにも、今後、積極的に利用されるべき制度です。さて、では、「労働審判を利用したい!」「このパワハラ事案を労働...

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労働審判にかかる費用はどのくらい? 

パワハラで裁判を起こそうという場合、素人が一人で戦おうと思っても限界があります。裁判は原告側が「訴状」と呼ばれる書類を裁判所に提出することから始まりますが、「原告がどのような審判を求めているのか、その請求内容の趣旨(支払い金額等) 、そして上記請求の原因(理由)」…を記載しなければなりません。個人で...

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労働審判の大まかな流れ

パワハラ問題に関する労働審判の一連の流れは、まずはパワハラ被害者が「申立て」をすることからスタートします。「申立て」とは、簡単に言うと、「会社でこんな事実があって、私は納得できないんです!裁判所さん、なんとか解決してください!!」…と、地方裁判所に依頼すること。分かりやすく例を挙げると…「○○会社で...

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労働審判のデメリット

パワハラで裁判を起こすことに比べれば、格段にハードルが低いのが労働審判のメリット。しかし、残念ながら、要求事項が全て叶えられるわけではないというデメリットがあります。特に顕著なのは、お金の問題。請求した金額が満額もらえるのは、極めて稀なことです。…というのも、労働審判の根底には、「調停(和解)で解決...

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労働審判のメリット

裁判ではなく、あえて労働審判を選ぶことのメリットは色々ありますが、まずは「公の場で会社側と話し合いの場を持てる(=戦える)」…ということの意味は大きいでしょう。「会社側が一方的に対話を拒否し続ける」なんていうのは序の口で、会社によっては、パワハラの事実を揉み消されてしまうところもあります。労働審判を...

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調停→審判に進む場合

パワハラ問題を争点とする労働審判のスタートは、パワハラ被害者の“申立て”。その後、パワハラ加害者であるところの企業側が答弁書を出し、地方裁判所で開催される第1回目の「審理」で合いまみえるということになります。ここでは、労働審判委員会からの質問を中心に両者に“言い分”をすり合わせて矛盾点や誤解を解きつ...

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労働審判でパワハラを解決した事例

労働審判を利用してパワハラ問題を解決した事例を探そうとしても、なかなかそういった事例は見つけられないでしょう。実際、「○○社がパワハラで訴えられて敗訴した」…という裁判ネタはメディアでもよく取り上げられますが、労働審判は取り上げられませんよね。…それは、調停(和解)の際の条件として「公表しないこと」...

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労働審判に関するデータ 

パワハラ問題がメディアでもクローズアップされる機会が多くなった昨今。職場での紛争解決のために平成13年に法律施行された「個別労働紛争解決制度」の利用状況は、施行以来増加の一途をたどり平成23年時点のデータでは256,343 件で過去最高を記録!相談の内容としては、「いじめ・嫌がらせ」といったいわゆる...

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労働審判の相談先は?

パワハラに不当解雇、給料未払い…労働に関するトラブルは、決して他人事ではありません。雇われて働いている以上、誰にでも起こり得ること。イザ、被害に遭った時に迅速に対応できるよう、相談先は知っておくべきです。では、パワハラ企業を相手に労働審判を利用しようという場合、様々な手続きや注意事項についてどこに相...

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