こんな上司にご用心★
あなたの身近には、
「実は、パワハラに遭っててさぁ…」
なんて相談をしてくるお友達はいませんか?
パワハラとは、“権力”を使ったいじめ。
性的嫌がらせであるセクハラよりも分かりにくいため、
パワハラ加害者・被害者ともに自覚がないまま
続いているケースもあるようです。
例えば、あなたの周りにはこんな上司はいませんか?
ここでは、パワハラ加害者の行動の特徴を紹介してみます。
●遅刻やミスをしたメンバーに暴力を振るったり罰金を取ったりする
●客観的に見て達成不可能な目標を掲げ、
達成できないメンバーに対しては罵詈雑言を浴びせる
※例:「バカ」「お前なんて辞めてしまえ」
●特定のメンバーだけを無視する
●仕事についての相談に応じてくれない
●仕事の指示の出し方がメチャクチャor全く仕事を与えない
…どうでしょうか?これらの特徴に、思い当たる節はありますか?
パワハラの特徴は、業務指導や新人教育の影に隠れて被害が表に出にくいことです。
「これは指導なのか?それともパワハラなのか??」
…判断に迷った場合は、次のことを基準にして考えてみると良いでしょう。
★職務上の“権力”を盾にしている?
★人権を傷つけるような言動で、
他人に精神的・肉体的苦痛を与えている?
★人権を無視した言動で、雇用に対する不安を発生させていないか?
あなたの上司は大丈夫?パワハラ上司の特徴
困った上司No1といえば、やっぱりパワハラ加害者型の上司でしょう。
このタイプの特徴は、人の人格をことごとく否定すること。
極端な場合には、
「お前なんて使いものにならない」
「お前なんていつでもクビにできるんだからな」
…と、不当に解雇をほのめかすような発言をする点も特徴の一つです。
よく、「口うるさくて細かい上司=パワハラ上司」と勘違いをしてしまう方がいますが、
口うるさいからといってパワハラ上司であるとは限りません。
パワハラ加害者型上司の特徴は、
“言葉や暴力によって人格を攻撃する”ことですから、
そこに部下への“愛情”は存在しません。
もし仮にあったとしても、それは歪んだ愛情といえるのではないでしょうか。
よっぽど鈍感な人でない限り、相手が自分を攻撃しようとしているのか、
はたまた愛情を持って指導してくれているのか、
その違いは感じとれるハズです。
また、パワハラ加害者型上司の特徴として外せないのが、
「自分はパワハラをしている」という自覚がないことです。
部下に対して愛情があれば、
「ちょっと言い過ぎたかな」
「あいつ、気にしているかな」
…と相手を思いやる気持ちがあるものですが、パワハラ上司にはそれがないのです。
人と人とも思わない威圧的な態度で、平気で人の心を弄ぶ。
その行為によって、自分のストレスを発散している場合さえあります。
あなたの周りの上司は大丈夫でしょうか?
パワハラ上司をやっつけろ!
人の痛みを全く気に掛けないのが特徴のパワハラ加害者型上司。
でも、そんな人間に黙ってやられっぱなしでいるのは納得がいかないですよね。
パワハラ加害者型の上司を懲らしめるための対策としては、
まず、自分が受けたパワハラ行為を逐一メモで残しておくということ。
もしくは、上司の発言を録音しておくという手もあります。
これは、裁判になった際にあなたを助けてくれる有力な証拠となります。
「裁判なんておおごとにはしたくない」
という方は、その証拠をパワハラ加害者の上司や
人事につきつけるという方法もあります。
その際、できれば誰か味方になってくれる人を伴って行動を起こしたほうが良いでしょう。
非常に残念なことですが、現在の日本では、パワハラ被害があったことを
組織ぐるみで隠ぺいしようとしたりする企業がないとはいえません。
あなたの勇気ある行動が
かえってあなた自身を苦しめる結果になる場合もありますので、
会社を相手にするなら単独行動は避けるのが無難。
本来であれば弁護士さんや司法書士といった専門家にお願いするのがベストですが、
経済的にそれが難しいというのであれば、
職場の同僚や上司など、身近なところで味方を探しましょう。