いじめが原因で会社を欠勤するとき
いじめが続くと、会社に行くのが億劫になりますね。出勤する時間になると、なんとなく体がだるいような気になってきます。いじめをうけた嫌な体験を思い出し、会社へ向かう足取りも重くなります。そんなとき、病気を装って欠勤してしまうこともあるかもしれません。
会社に行くのがどうしても辛い日は、欠勤することも一策でしょう。そんなときは、一日ゆっくり休みます。体調を見て、大丈夫であれば周辺を散歩することも気晴らしになります。また次の日から新たな気持ちで働きましょう。ただし、一日休んだからといって気持ちをすっかり切り替えられる可能性は低いです。ずるずる欠勤を繰り返してしまう癖がついてしまうかもしれません。そうなると、会社での信用ががた落ちです。また、会社によってはなかなか休めなかったり、繁忙期で休める状態だったりすることもあります。どうしても耐えられないときを除いては、なるべく欠勤しないようにするのが賢明です。
なるべく欠勤しないこと。「なるべく」です。「絶対」ではありません。もしもいじめから逃げたいがために欠勤してしまったら、自己嫌悪に陥らず、次の日から前向きに仕事に取り組むようにしましょう。いじめられていると、ただでさえ自己嫌悪に陥りやすいのです。自己評価を落とすことなく、休んだ分、頑張れるようにしましょう。ただし、無断欠勤だけはしないように心がけましょう。会社からの信用を落とすような行為はしないことです。
以前、コールセンターで働いていたときのことです。同僚が行方不明になりました。会社に来なくなり、携帯電話に連絡をしてもつながりません。皆が心配しました。彼女が一人暮らしをしていたことから、家で倒れているのではないかとの懸念がありました。３日ほど経ち、同僚何人かで自宅の様子を見に行こうかと相談していたある日、彼女はひょっこりと戻ってきました。
「あまりの体調の悪さに、連絡することができなかったんです」と詫びた彼女でしたが、実は奈良県の神社へ一人旅に出ていたと、あとで私に打ち明けました。彼女の欠勤は体調不良が原因ではありませんでしたが、ストレスから生じた衝動でした。客からのクレーム電話対応で、すっかりストレスを溜め込んでいたのです。どれだけのストレスを抱えていたか知っていた私としては、彼女の気持ちがわからないでもありません。それでもやはり、心配ですし、連絡だけはすべきであると感じました。
今は会社でいじめにあっていても、誠実に勤めることで、いつか自分を評価してくれる人が現れると信じられるような自分でいましょう。それが後々になって、貴重な経験として活きてくるはずです。
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