女性が多い職場でのいじめ
職場に女性が多いと、いじめが起こりやすい傾向にあります。ねちねちと陰湿ないじめがあるのは女性の多い職場の特徴です。女性の多い職場にいじめが多いのはなぜでしょうか。日本の女性は、集団で群れたがる傾向があります。群れていないと不安なのです。集団にいると、その中で悪口が横行していることがわかりますので、ますます集団から離れることができなくなります。一旦離れると、自分が悪口やいじめのターゲットになるかわからず心配だからです。集団の中で優位な立場にいたい、全体の動きを把握していたいという気持ちが働きます。
また、日本の女性は共感を大事にします。同じ集団の中にいて、自分に共感してくれる人に親近感を抱きます。前の職場で、こんなことがありました。その会社は、全従業員の9割が女性です。女性たちはいくつかのグループに分かれ、休憩時間を過ごすときもグループで行動とっていましたベテランの派遣社員たちのグループには、10人ほどのメンバーがいました。あるとき、そのメンバー全員が、ド派手なネイルアートを施し、爪をぎらぎら光らせて出勤してきました。
もちろん、ネイルアートが悪いというわけではありません。その人の衣服や雰囲気にマッチしていて、仕事に差し支えなければ、おしゃれで好ましいデザインもたくさんあります。しかし、彼女たちが爪につけてきたネイルアートは、金または銀を基調にした、けばけばしくて事務員として働くには派手すぎるデザインだったのです。
なぜそのような事態になったかといいますと、どうもグループのメンバーの一人が派手好きだったのが発端のようです。まず、彼女がネイルサロンでネイルアートを施してきました。メンバーたちはグループでうまく生きていくために良いと思っていなくても褒めなければならず、口を揃えて「素敵ね」と褒めたたえました。すると「みんなも一緒にしようよ」と誘われて、仲間はずれになっていじめられるのが怖いので逆らえず、結局みんなが派手な爪になってしまった、という流れのようです。ネイルアートをすることが、そのグループの中に入っていることの証だったというわけです。
ネイルアートはいつの日か全員しなくなっていました。続けないところを見ると、内心ではあまり好ましくないと思っていたのでしょう。いじめられるのも辛いですが、いじめられないように集団の中で気をつかうのも大変な苦労を伴います。どちらにせよ、女性は辛いところです。
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