パワハラ110番

相手は変えられない

職場でいじめにあったときに、相手にわかってもらおうと努力することは、えてして逆効果になりがちです。相手を変えることは難しいです。人は自分の価値観にがんじがらめになっていて、他人からの忠告に耳を貸さないのが普通です。自分が間違っている、自分が変わらなければないと認めることは辛いことなのです。それを人に指摘されて、素直に変わろうとする人はなかなかいません。

 

職場いじめをする相手に、変わってもらおうとしないことです。相手に期待しないこと、これはとても大切です。自分が柔軟に対処できるように心がけましょう。相手のことを変えるのが難しいとしても、自分のこと変えることは可能です。たとえ、どれほど酷い嫌がらせを受けたとしても、嫌がらせを受けた側が気にも留めなければ、いじめは成り立ちません。なかなかそうはなれないから悩むわけですが、たとえば今までくよくよ悩んでばかりいたならば、もう少し早く気持ちを切り替えられるように心がけるなど、自分に改善できるところはあるのではないでしょうか。

 

前向きに考える

職場でいじめにあっていると、事態を悲観的に捉えがちです。自分は最悪な状況にいるように感じてしまうのです。ところが、第三者の目から見ると、事態はそれほど深刻でない場合があります。深刻にしているのは、自分自身の心なのです。たとえ職場でいじめられていても、心の持ち方次第で、いくらでも幸せを見つけることができます。

 

インドのある聖者が、こんなことを言っていました。
大地に足をつけて、二足歩行で歩いている、実はこれだけでもすごいことなのだ、と。
普段、私たちは道を歩いていても、歩いていることのすごさなんて意識すらしません。しかし、よくよく考えてみれば、重力に支えられて、障害物を巧みに避けながら歩いているだけでも驚くべきことなのです。最新鋭のロボットがぎこちなく歩く姿を見ても、歩くという行為がどんなに難しいことかわかります。

 

私たちはついつい不満や辛さに心が向きがちですが、幸せの種はいたるところに転がっています。いじめられている間は、辛さにばかり目がいって、幸せが見えなくなっているのです。職場のいじめについて頭をいっぱいにせず、もっと広い視野で自分の境遇を見ていくと、どんなに恵まれているかに気づくかもしれませんね。

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