味方を見つける
職場のいじめに悩んでいるとき、自分を理解してくれる味方がいることは、職場で仕事を続けるうえでの支えとなります。私の場合、職場の中に味方を見つけることはできませんでしたが、外に私の良さを認めてくれる友人がいることで救われました。
辛くなると、ある友人にメールをしていました。職場でいじめられて辛くなったとき、「今日も会社辛いよ〜」といった、短いメールを送ります。そんなとき、友人は「もう辞めちゃえば? あんたになら、もっといい職場がたくさんあるよ」と返信してくれました。「もっと頑張れ」、「もっと努力しなよ」ではなく、「そのままでいいよ。そのままで十分価値のある存在なんだよ。もっと気楽にいこうよ」とのメッセージを送ってくれます。その言葉にどれほど助けられたかわかりません。
職場のいじめで心身ともに弱っているとき、自分を認めてくれる味方がいること。それは私にとって、暗い生活の中に指す一筋の光でした。職場では孤立していても、外には私を受け入れてくれる人がいるのです。それだけで、孤立感はずいぶん薄らいだものでした。傷つく原因になるのも人、その傷を癒してくれるのも人なのだとつくづく実感しました。
自分の弱さに寛容になろう
いじめをうけると、会社という小世界の中でうまくやっていけない自分について嫌悪感を抱いたり、自信を喪失したりしがちです。自分は何をやってもダメなのでないかと、そもそもいじめられるようになったのも自分自身のせいだと感じるようになります。
反省すること自体は悪くないのですが、ひとりで考えていると、どんどん悪い方に思考が向かい、必要以上に自分を責めがちです。いじめが起こった原因の一部は確かにその人の責任、という場合もあるでしょう。いじめる側の言い分にも一理あるかもしれません。しかし、人間は誰しも欠点や弱点を持っているものです。完璧な人間なんて、一人もいません。自分の弱さとどのように付き合っていくか、そこにその人なりの魅力や人間味が出てきます。
自分の悪い部分について、必要以上に自分を責めないようにしましょう。悪い方にくよくよ考えてしまう自分を否定してしまうと、更なる自己嫌悪に陥る可能性があります。ですので、くよくよしてしまう自分自身の弱さもひっくるめて、自分が自分の一番の理解者になったつもりで受け入れるのです。泣きたいときは泣いてもよいのです。強がらずに、弱さを認めましょう。
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