パワハラ110番

あなたの上司はどのタイプ?

「パワハラ」と一言で言っても、その内容は様々です。
部下をほったらかしにして仕事を与えないのもパワハラですし、
過重なノルマを課して苦しめるのもパワハラ。

 

相手の人格を傷つけるような暴言を繰り返すタイプもいれば、
肉体的な暴力行為を働くタイプもいます。

 

つまり、パワハラをする人はいくつかのタイプに分けることができるということ。
いずれも、相手の能力発揮を妨げ、
雇用不安を与えることに変わりはないのですが…。

 

さて、あなたの上司はどのタイプに当てはまるでしょうか??

タイプ@「自己中心型」

このタイプの上司は、俺様オーラ全開!
要は「俺は王様だ」と思い込んでいるタイプ。
ジャイアンがのび太をいじめているようなものです(笑)。

 

相手を怒鳴ったり、暴力を振るったり、無理な仕事を押し付けたり…。
一緒に働くほうは溜まったもんじゃありませんよね。

 

ただし、「パワハラだ!」と決めつけてしまう前に、
相手に悪意があるかどうかを見極めることが大切です。
もしかしたら、相手は不器用なだけなのかもしれないのです。

 

本当はあなたの成長の為に怒ってくれているのだとしたら…
それは感謝すべきことなのかもしれませんよね。

 

指導がエスカレートして
パワハラまがいの行為になっている可能性もありますので、
判断には注意が必要です。

 

日頃言われたことやされたことを詳細に記録しておいて、
自分なりに分析してみてはいかがでしょうか。

タイプA「過干渉型」

仕事も与えられず放っておかれるのも困りますが、
一から十まで細かく指示されるのも精神的に苦痛です。

 

このタイプの上司は、
「え、そんなことまで?」と思うような細かいことまで干渉してくるのが特徴。

 

まるで小姑ですね(笑)。
とにかく、他人の粗を探さずにはいられないのです。

 

毎日そんな指導をされたら、部下はやる気を失ってしまうでしょう。

 

しかし、これもまた、部下の成長を願えばこその行動かもしれません。
見極めには注意が必要です。

 

悪意がないようなら、それはもう
「この人はこういう細かい人なんだ」
と割り切って付き合っていくしかないのかもしれません。

 

何年も付き合っていれば、受け流す術も身に付くものです。

タイプB「無責任型」

自分の仕事を、ろくに指導もせずに部下に丸投げしたり、
気づけばフラフラと喫煙室へ…。

 

一見、パワハラとは無関係そうに見えますが、
イザという時に部下に責任を押し付けるこのタイプの上司も、
れっきとしたパワハラ上司です。

 

このタイプの上司の場合、他の仕事関係者も迷惑を被っているハズ。
第3者を味方につけて、労働環境の改善を図りましょう。
場合によっては、その上司の上司に直訴してみても良いと思います。

タイプC「事無かれ型」

自分の意見が言えず「NO」と断れないために、
外部から余計な仕事をもらってきてしまうタイプの上司。
結局、その負担は部下にのしかかることになります。

 

しかし、それで部下の労働時間が増えてもお構いなし。
リーダーシップもとれず、
部署の方針も定まらないため仕事も円滑に進みません。

 

このタイプも、パワハラとは関係なさそうに見えて、実は問題大アリな上司。
この上司がしっかりしないために部署内がまとまらず、
人間関係のトラブルも絶えない…なんて例も。

 

実際、日本産業カウンセラー協会の調査によると、
パワハラの原因として「管理職の指導力欠如」を上げる企業も多いようです。

 

言葉や力で暴力を振るうことだけがパワハラではないんですね!